高気密が得意なハウスメーカー3選

公開日:2024/01/19  最終更新日:2024/03/29

高気密が得意なハウスメーカー

省エネ住宅の需要が高まる神奈川県では、高気密が得意なハウスメーカーへの住宅相談が必要です。

本記事では、省エネ性だけでなく快適な住環境も確保し、気密性に優れた家づくりを得意とする3社を紹介します。本記事を参考に自分に合ったハウスメーカーを探しましょう。

ビクトリーホーム

ビクトリーホーム

ビクトリーホーム
〒250-0124神奈川県南足柄市生駒361-5
0465-73-8655

ビクトリーホームは隙間を抑える家づくりで家全体の気密性を高めています。隙間を限りなく少なくして、家の保湿力が高まり快適な空間を実現します。

本項では、ビクトリーホームの高気密・高断熱について紹介します。

隙間をなくし温度差のない家づくり

ビクトリーホームでは「気密性が低い=家の隙間が多くある」ということで、家の隙間をなくし温度差のない家づくりを実現しています。

高気密の家であれば、季節の気温の影響を受けにくい空間により、家全体を包み込むようなイメージで温度差を減らし、快適な室内温度を保ちます。夜の寝苦しさや明け方の布団から出られない問題も解消されます。

また気密性が高いと、結露の発生や湿気を防げるため、カビやダニの発生確率が低下します。

省エネ性能を高める全熱交換型換気装置「AVH-95」

省エネ性能を高める全熱交換型換気装置「AVH-95」により、温度交換率(排気によって捨てられる温度をどれだけ回収できるか)が95%になります。例えば外気0℃・室温20℃の場合、10℃で取り込んだら熱交換率50%、19℃で取り込んだら95%となります。

AVH-95は新鮮な外気を室温に近づけて給気するため、冷暖房で快適に保たれている室温を損なうことなく、新鮮な空気を取り込むことができます。

またサイクロン式給気フードは遠心力で虫やごみを分離させ、侵入を95%カットします。

40坪の一般住宅でAVH-95を1台設置すると、ランニングコストは1,652円/月(50/80Hz)と省エネ性能が高いです。

気密測定による住宅性能の向上

ビクトリーホームでは、建てた家の性能を知るために気密測定を定期的に実施しています。気密性能(C値)とは1㎡あたりの隙間の総面積を示しているので、隙間が小さいほどC値も小さくなります。

国の定めた次世代省エネルギーC値の基準値が5cm²/m²に対し、ビクトリーホームの平均値は0.6cm²/m²と高い気密性を保っています。これにより隙間風が少なくなるので、外壁近くの足元の冷気を感じることも減り、床に近い赤ちゃんも快適に過ごせます。

タマホーム

タマホーム
〒108-0074東京都港区高輪3丁目22番9号タマホーム本社ビル
03-6408-1200

タマホームは高性能住宅部材を採用しており、家全体が高い気密性能を持ち快適な室内環境を実現します。ここからはタマホームの高気密について解説します。

優れた気密性で経年劣化を防ぐ「吹付けウレタン断熱」

タマホームの吹付けウレタン断熱は優れた気密性で経年劣化を防ぎます。ポリウレタンという高分子化合物が生成する細かな気泡を吹き付けることで隙間なく密着するため、外部からの空気の出入りを遮断して室内の温度を一定に保ちます。

また壁と壁の間に空間ができにくく、結露が発生しにくいため、カビにより身体への影響や木材の腐食による住宅劣化の心配がありません。

ハイグレードな全熱交換型24時間換気システム

タマホームでは第一種換気システム(給気と排気を機械換気する)である「全熱交換型24時間換気システム」を採用しています。

2時間に1回の割合で、室内の汚れた空気を排出し新鮮な空気だけを取り入れて、家中の空気をムラなく交換します。最大90%を回収して室内に戻すので、冬の室内の過乾燥を防ぎます。

外気に含まれるPM2.5や花粉・黄砂はフィルターでカットするため、アレルギー体質の方も安心です。

また、排出する空気と取り込む空気を熱交換するので、冷暖房のランニングコストも削減できます。室内の最適な空気環境をつくるため、一棟ごとに換気システムを設計します。

高気密で一次エネルギー消費量が29%削減

タマホームの高気密は一次エネルギー消費量を29%削減できます。一次エネルギー消費量とは冷暖房だけでなく換気や給湯、照明なども含めた、住宅で使われる設備機器のエネルギーを熱量に換算した値のことです。一次エネルギー消費量が少ないほど、光熱費が少なくなるので、高い省エネ効果が期待できます。

一条工務店

一条工務店

一条工務店
〒135-0042東京都江東区木場5-10-10
電話番号 不明

一条工務店はすべて自社開発しているという強みで、業界トップレベルの超気密を実現しています。寒さ・暑さ・電気代を気にせずに快適で省エネな暮らしが可能です。ここからは一条工務店の高気密について解説します。

最高レベルの気密性で隙間ない家づくり

一条工務店の気密性能C値は、国の基準値である5cm²/m²をはるかに上回る0.59cm²/m²(平均実測値)と、業界トップレベルの超気密を実現しています。

家全体の隙間をはがきに例えると、建物45坪の場合一般的な住宅で「はがき5枚分」の隙間、一条工務店の住宅だと「はがき0.6枚分」と約8倍もの差があります。

最高レベルの気密性は工場生産による高精度な気密施工にあります。一条工務店では一棟一棟の設計に合わせて、工場内で断熱材の組み込みや気密加工を行ないます。そのため現場の施工では、気密性を保つのが難しいような複雑な形状でも、しっかりと高い気密性を確保できます。

さらに気密性能を万全にするため、現場では部位や場所に合わせた気密施工も徹底して行ないます。

建てる家を一棟ごとに気密測定を実施して、高い自社基準をクリアすることを必ずチェックします。工事の途中段階で気密測定をすることで、精度の高い家づくりが可能となります。

高気密だからできる「全館床暖房」

一条工務店の全館床暖房はリビングや玄関、廊下、脱衣所やお風呂に至るまで暖かいです。足元から温めるため、エアコンのように上下の温度差もつくらず、部屋全体とつま先から頭までやさしい暖かさで包み込みます。

また、一条工務店の全館床暖房なら床の表面温度は約25℃~28℃と、体温より低い温度で暖めるため、低温やけどの心配や足元が冷えるという悩みも解消できるでしょう。

全館床暖房は、室内を暖め過ぎず温度差も少ないため「結露」が発生しにくく「結露」を原因とするカビ・ダニの発生も抑えます。脱衣所から浴室まで暖かいので、家の中の寒暖差でヒートショック(急激な温度差で血圧や脈拍が一気に上昇下降すること)を起こす心配はありません。

高気密・高断熱・熱交換換気の三拍子そろった一条工務店の全館床暖房なら、24時間運転でも省エネ性が高く家計にやさしいです。

熱交換効率最大90%の熱交換換気システム「ロスガード90」

一条工務店は第一種換気システム熱交換換気システム「ロスガード90」により、省エネと快適のポイントである温度交換率最大90%を実現しています。

ロスガード90は温度交換と同様に「湿度交換」機能も備えています。調湿機能により湿度の高い空気と、低い空気を混ぜて外から入る湿気を軽減します。家中で下げた湿度をできるだけ保つ仕組みになっており夏は除湿、冬は保湿のメリットが得られるでしょう。

高性能給気フィルターは目の細かいフィルターのため、外から入ってくる空気中の有害物質(花粉・カビの胞子・黄砂・PM2.5など)を99%除去して室内へきれいな空気を入れます。目の細かいフィルターなので2~3カ月に1回程度は掃除機で汚れをとりましょう。

ロスガード90は設置場所に制限があります。2階に設置(2階建ての場合のみ)・外壁に面した場所・前にトビラを設置しないというルールがあるため、廊下やクローゼットの奥など設置場所に工夫が必要です。

高気密で冬の暖房費が約3分の1

一条工務店ではロスガード90の高気密性能により冬の暖房費が約3分の1になります。

温度交換のない一般的な換気システムの場合、冷たい冷気がそのまま室内に入ってくるので、ワンシーズンの暖房費は約60,000円必要になります。しかし、温度交換をして室内の温度をほぼ一定に保ってくれるロスガード90だと、ワンシーズン約19,000円にまで抑えられます。

「全館床暖房」を24時間使いながら年間暖房費が約3分の1、金額で言うと約41,000円もお得になります。初期費用がかかってもランニングコストを抑えたい人にはおすすめの住宅です。

まとめ

今回、高気密が得意なハウスメーカー3選を紹介しました。気密性に優れた家は省エネでランニングコストを抑えられるので家計にやさしいです。本記事を参考に自分に合ったマイホームを探しましょう。

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